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EUに輸出するために

顕微鏡

適用範囲が拡大

2002年に発令されたEUのROHS指令では鉛やカドミウムなどの特定有害物質を6種類を指定して、基準以下の含有量でなければEUでは流通できないこととなりました。指令なので、その後はEUに加盟している各国の法律によって規制されることになりますが、各国の法律はROHS指令をもとに作られるので、現実的にROHS指令を守らなければEU全域に輸出をすることができなくなります。2011年にROHS2に改正された指令が出て、新たにフタル酸系の4物質が有害物質に追加されて、ROHS10物質となりました。ROHS10物質を一定濃度で含んでいる製品はEUには輸出できませんが、細かく対象製品のカテゴリーが決められています。6種類の物質が規制されていたときには、家電製品や照明装置などが2006年に対象となり、2014年に医療機器や制御機器に適用範囲が広がりました。ROHS10物質に規制物質が増えたときも2019年から家電製品などが対象になって、2021年から医療機器と制御機器もにも適用範囲が広がることになります。ROHS10物質全ての使用量が問題ないことを証明するには早くても2019年からになっていますが、既に多くの検査機関ではROHS10物質の分析を行っています。適用開始時期が近づくと、検査機関ではROHS10物質の分析数が増加することが予測されるので、早めに信頼できる機関にサンプルを送って分析を依頼するようにしましょう。

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